コンタクトの種類

コンタクトは、素材によって、ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの2種類に分けられます。

ハードコンタクトレンズは、さらに、酸素非透過性ハードコンタクトレンズと酸素透過性ハードコンタクトレンズに分類できます。
しかし、ハードコンタクトレンズといえば、大抵、酸素透過性ハードコンタクトレンズのことを指すので、酸素非透過性ハードコンタクトレンズについての説明は割愛させていただきます。

ソフトコンタクトレンズは、交換頻度から、さらに、従来型、定期交換型、頻回交換型、ディスポーザブル型(使い捨て)の4つに分けられます。
ソフトコンタクトレンズは、現在、日本で、最も利用されているので、この4つのソフトコンタクトレンズについて、もっと具体的に、みてみましょう。

従来型のソフトコンタクトレンズとは

従来型のソフトコンタクトレンズとは、コンタクトの寿命がくるまで使い続けるソフトコンタクトレンズのことで、現在、日本では、このタイプのソフトコンタクトレンズが使われています。
従来型のソフトコンタクトレンズは、つけた感触がいいので、多くの人が利用していますが、実は、ハードコンタクトレンズより、メンテナンスが面倒で、寿命も短くなっています。

まずは、手入れですが、定期的に、タンパク質の除去を行う必要があります。このタンパク除去が、かなり面倒。
でも、タンパク質の除去をしないと、酸素透過の性能が著しく低下して、寿命も短くなってしまうので、嫌でもタンパク除去をしないといけません。しかも、ハードコンタクトレンズに比べて、レンズに汚れが付着しやすいので、毎日、消毒・洗浄が必要です。
というわけで、従来型のソフトコンタクトレンズは、つけた感触がいいので、多くの人が利用していますが、定期的なケアをすることが必要で、意外とメンテナンスに手間がかかってしまいます。

また、寿命ですが、製品差や、個人差がありますが、一般的に、ハードコンタクトレンズだと、約1〜4年程度、従来型のソフトコンタクトレンズでは、約1年〜1年6ヶ月ほどが目安と言われていて、ハードコンタクトレンズよりも寿命が短くなっています。

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定期交換型のソフトコンタクトレンズとは

定期交換型のソフトコンタクトレンズとは、その名の通り、定期的に、新しいレンズと交換するソフトコンタクトレンズのことです。
※)ちなみに、定期交換型のソフトコンタクトレンズの交換の頻度は、最長で1〜3ヶ月です。

ちなみに、定期交換型は、コンタクトの寿命が来る遥か前に、新しいレンズと交換をするので、従来型とは全く違う素材でできていると思われるかもしれません。
しかし、意外なことに、ほとんどの定期交換型は、従来型のソフトコンタクトレンズと同じ素材からできています。
でも、なぜ、同じ素材なのに、定期的に換えるのでしょうか。

その理由を書くと、レンズにタンパク質などの汚れが付着して、目に悪影響が出る前に、新しいレンズと交換して、安全性を高めるためです。

というわけで、定期交換型ソフトコンタクトレンズは、定期的にレンズを交換するものの、洗浄、消毒が必要ですし、(コンタクトの種類によりますが)タンパク質の除去をする必要もあります。
つまり、定期交換型は、従来型に比べれば、タンパク質など汚れの付着による問題の危険は少ないものの、手入れの面倒さは残ったままになっています。

頻回交換型のソフトコンタクトレンズとは

頻回交換型のソフトコンタクトレンズとは、最長2週間で、新しいレンズと交換するソフトコンタクトレンズのことです。
頻回交換型は、定期交換型と比べると、かなり短い期間で新しいレンズと交換しますが・・・なぜ、これほど短い期間で、新しいレンズと交換する必要があるのでしょうか。

その答えは、「素材」です。
頻回交換型のソフトコンタクトレンズの多くは、酸素透過性は高いものの、タンパク質などの汚れが付着しやすい素材を利用しています。
レンズに汚れがあると、目に悪影響を及ぼしますよね。
だからこそ、頻繁に、新しいレンズと交換する必要があるのです。

頻回交換型のソフトコンタクトレンズは、短いサイクルで、新しいコンタクトと交換するので、タンパク質の除去は必要ありません。
しかし、毎日、交換するわけではないので、少しは汚れがつきます。よって、日々の洗浄や消毒は必要です。

ちなみに、アレルギーで目ヤニがひどい時等は、レンズにも汚れが付きやすいので、コンタクトの寿命が短くなることもあります。
アレルギーがある人は、コンタクトレンズの寿命について、眼科医に相談してから使うようにしましょう。

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使い捨てのディスポーザブル型とは

使い捨てのディスポーザブル型とは、レンズを外したら捨てるソフトコンタクトレンズのことで、一般的に「使い捨てコンタクト」と呼ばれています。1日で交換するタイプと1週間で交換するタイプがあります。

1日で交換するタイプは、その名の通り、朝、コンタクトをつけて、夜、寝る前に、はずして捨ててしまいます。つまり、1日で、新しいレンズと交換するので、レンズに、汚れがつかずに、最も安心なコンタクトといえます。
ただ、毎日、新しいレンズと交換するために、費用が高くつくきます。費用が気になる人は、週末だけなど限定して、使用するといいでしょう。

1週間で交換するタイプのうち、連続装用できるものは、コンタクトをつけたら、最長で6晩まで連続装用が可能で、はずしたら捨てます。連続装用するので、乾燥やコンタクトレンズをしたことの異物による眼の障害の発生は多くなります。

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